村主、変えずに復活 モロゾフコーチインタビュー(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/sports/feature/figure/fi20081230_01.htm

 「厳しく回転不足を取る今季の規則は、高難度に挑む選手を罰し、競技の未来のためにならない。浅田真央(愛知・中京大中京高)の2度のトリプルアクセルにしても、安藤の3―3にしても、回転不足で大幅減点され、跳ばない方がマシというのは理不尽だ。ロシア選手権では、高難度技に挑んだ選手にボーナス得点を与えるが、全日本でも一工夫あってもいい。また日本は、選手をアイドル扱いし過ぎる。長い目で人間として成長を見守る支援体制があるべきだ」

モロゾフはいつも結構大胆な発言をしてとやかく言われがちですが、こればかりは同意ですね。
男子にしろ女子にしろ、今のルールでは高難度技に挑戦するのはハイリスクローリターンであると言わざるを得ません。
特に男子では有力選手が4回転を回避するようになり、見る機会の少ない技となってしまいました。
高くなったとはいえ3Aや4回転の配点が低く、たとえ成功しても3-3と同じぐらいの点数しか与えられません。
加点の付き方を見れば、3Aや4回転を飛ぶよりも3-3を飛んだ方がマシ。
その3-3ですら、回転不足を取られて二重減点されることを考えると、
むしろ3-2の方がお得、という状況です。
今のルールでは、高難度な演技構成よりも完成度を高めた低難度での演技の方が評価されているのが現状です。
芸術性も評価するスポーツですし、難しいことかもしれませんが、もう少しチャレンジャーたちを評価してもいいのではないでしょうか。

そして、「日本は、選手をアイドル扱いし過ぎる。長い目で人間として成長を見守る支援体制があるべきだ」というのにもまったく同意です。
もう少しメディアは、フィギュアスケーターをアスリートとして報道して欲しいです。
  
コメント
No title
現採点システムには、まだ未熟なところがあるというか、観客やスケーターとのギャップのような隔たりがあるのも事実ですよね。でも、僕がスケートを見出したのがちょうど新採点システムが導入されたころで、以前の旧採点でゴタゴタがあったりしたのを考えても、わかりやすいというか、数字で説明される今のシステムは基本的に納得です。スケーターにとっても向上しやすいとおもいますしね。でも、だからこそスケーターを正しく評価してくれるシステムになっていってほしいです。
Jin│URL│01/01 02:39│編集
>Jinさん
そうですね。
旧採点のと比べて、新採点は非常にわかりやすくなりましたし、
大逆転もありえるということでスポーティになりましたよね。
そういう新採点の基本理念のようなところはとてもいいんですけどねぇ…
ここ最近のルール改正は、ちょっとISUが目指しているものが見えてこないんですよね…
Kiitos│URL│01/01 16:23│編集
No title
個人的には今の採点法に目立った不具合はないのではないかと考えます。

確かにジャンプの回転不足は非常に厳しくとられますが、それでも四分の一回転までは足りなくても認められますし、これ以回転の基準を甘くしてしまうと完全に回った選手に対して不公平な判定になるので、これ以上甘くは出来ないと思います。

また難易度の高いジャンプの基礎点については、、、確かに配点が低いという見解もあるとは思いますが3Aについては2Aの倍以上の基礎点になってますし、4回転ジャンプについても同様なので、個人的には今の基礎点で妥当な感じがします。
 
また、きれいに決めれば低難易度な技より高難易度の技のほうがGOEも高くつきやすい現状を見ると、高難易度な技に対するGOEの評価についても特に問題はないと思います。

そう考えると女子が3-3や3Aなどに挑まない選手が多いのは、技術的にきちんと回ることができない選手が多いからであって、採点基準のせいではないと思います。

また男子では、小塚選手や織田選手のように以前は試合でやってなかった選手が今シーズンでは四回転を取り入れてますし、男子に限っては大技回避の傾向はあまりないような気がします。

ロシアでは高何度の技をを挑むだけで、ボーナスを与えられるみたいですが、そういうシステムにすると、練習でも全く出来ないのにボーナス目当てでやってくる選手が出て来るので、賛成はできないです。

それに国際大会では取り入れられてない採点法を取り入れてしまうと、全日本で高得点でも世界ではどのように評価されるのかわからなくなる懸念が一層強まるので、その点からも賛成できません。
匿名│URL│01/08 15:38│編集
>匿名さん
回転不足による問題は、基準の甘い厳しいではなく、むしろ二重減点にあると思います。
たとえば、4回転に少し足りないだけでスムーズに着氷したジャンプが、3回転のお手付きと同じような点数しか出ないというのは、疑問を感じざるを得ません。
個人的に、回転不足は基礎点を下げずに、GOEでのみ対処すべきかと思います。

ジャンプの配点についてですが、
たとえば、加点の付き方によっては2Aが高難度の3回転ジャンプと同じぐらいの点数が付くのは問題だと思います。
基礎点の改善、もしくはGOEの幅をもう少し小さくしないといけないと思います。
また、男女が同じ配点というのも大きな問題の一つになっていると思います。

>男子では、小塚選手や織田選手のように以前は試合でやってなかった選手が今シーズンでは四回転を取り入れてますし、男子に限っては大技回避の傾向はあまりないような気がします。

そうでしょうか。
確かに小塚選手や織田選手は4回転に挑戦し続けていますが、
海外の選手に関しては明らかに4回転回避の傾向です。
かつて挑んでいた選手が回避するようになり、4回転に挑戦するより回避した方がずっとお得、という状況になっています。(ワールドのバトル選手、GPFのアボット選手など)

かつて、男子では4回転飛ばないと表彰台にも乗れない、女子のトップ選手が当たり前のように5種類の3回転を飛んでいたことを考えると、競技として衰退していると言わざるを得ないのではないでしょうか。

ボーナス点のことですが、もちろん多くの問題があるでしょうが、
そうでもしないと多くの選手が高難度ジャンプに挑まない現状に根本的な問題があると思います。
Kiitos│URL│01/11 23:06│編集
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